※19P体験版あります!!
本文32P+表紙+タイトル無し表紙+あとがき奥付+オマケ
内訳
・40P
・jpg画像
・pdf同梱
・オマケ
※なお体験版の性器修正は製品版とは異なります。
鈴虫の声。風鈴の音。
土や葉っぱの匂いが扇風機を伝って部屋中に広がる。
そんな大自然の片田舎で、
ボクは1年ぶりに従兄弟のお姉ちゃんと再会した。
お姉ちゃんが手料理を作ってくれた。
どれもボクが好きなものばかりだ!
すごく美味しかった。
「ゆーくん、このあとさ…」
いつもと違うシャンプーの香り。
頭のあとは体を洗ってもらった。
でもちょっとくすぐったくて…
お姉ちゃんのいたずらは
どんどんエスカレートしていく…
都会では味わえない解放的な夏が始まる。
「くろほんやさん」
山下クロヲ先生の同人誌に寄稿した原稿4Pを収録!!
タイトル: なつやすみ〜ボクとお姉ちゃんの田舎de初体験〜
作者: サバイバル刃
最初は何の前情報もなしにサンプル画像を読んで絵も綺麗でシチュもエッチでショタもお姉ちゃんも可愛くてこれは素晴らしい作品だと思い購入しました。期待通りの素晴らしい内容で何回も抜かせていただきました。しかし、ある日ツイッターでこの作品の感想を話している人が「絵は可愛いけどショタの言動がち○かわ」と言っているのを見て以来、作品を読み返すたびエロより先に笑いが来るようになってしまい全く抜けなくなってしまいました。とても悲しいです。こんなつぶやきを見るまではそんな事欠片も思わなかったのに…悔しいのでこの呪いをレビューを見た皆さんに捧げます。
美麗な筆致で読者のノスタルジーな感傷を喚起させる、サバイバル刃先生の本領発揮といった作品ですね。おねショタジャンルのなかでもショタ側の無知シチュに近い形です。17歳と10歳という絶妙な年の差(10歳から見た17歳という存在の大きさ)が独特の距離感を醸し出していて、従姉の包容力を存分に感じることができます。おまけの設定資料で「ゆーくん」がなぜ失語症のような状態なのか知ることができますが、この設定を見てからもう一度読むと、未精通の従弟にイタズラし、あまつさえその種を受け入れながら「ゆーくん」の両親のお墓にしっかりお参りもする「お姉ちゃん」の微かに仄暗い一面が見えてきて、作品全体の見え方も少し変わってきます。ですが決してただの「意味が分かると怖い話」ではなく、多面性のある物語になっていると思います。実用性ですが、全編を通して「ゆーくん」が従姉が優しくリードされる構成であるため、全体的に描写は大人しめです。裏を返せば、いわゆる「抜きどころ」のために無理やり挿入される不自然なセックスはありません。また未精通のショタである「ゆーくん」が性に揺さぶられる描写は非常に細かに描かれており、中性的な容姿をしている彼にも興奮させられます。総じて、激しく性器の粘膜が擦れ合う熱よりも、自分を抱きしめてくれる従姉の、肌や指先から伝わる優しい体温がほしいときにオススメの一本です。
おねショタが大好きです。ひまわり畑の中、黒髪に白いワンピースなお姉さんと無邪気なショタが一緒にいるような王道おねショタさんな作品が大好きです。この作品はそんな王道なおねショタが高い画力で表現されている傑作です。ショタが抱える闇が無条件で優しいお姉さんをより引き立てます。精通精子を口を開けて見せてくれるお姉さん、最高です。ぜひシリーズ物として続いてほしいと思いました。ショタの闇が晴れますように。
記載されているワンシーンからも見てわかる通り絵がとても綺麗で登場人物も可愛く美しく。作中の田舎の雰囲気もどこか郷愁を感じ、シチュエーションもとても官能的で満足でした。幼い頃、こんな時を過ごしたかったなと思います()。少しネタバレをしますと、作品の終盤読んでて少し違和感を覚えましたが、最後の設定資料を読んだときにああなるほどと腑に落ち、主人公達二人の見方ががらりと変わりました。とても良い、美しいおねショタでした。(追記・私の主観ですがおねショタの割合だとおね5割ショタ5割というところです。)
本作の特徴はキャラクターの心の台詞、射精の際にドプドプ出てくる精液といった、フィクションならではの派手な演出が一切ないこと。Hシーンは躍動感やオノマトペは勿論、ベタな淫語も皆無なアッサリ味で『え、もう終わったの?』と、呆気に取られてしまったくらいです。ですが自分にとって本作はこの夏、記憶に残る作品となりました。まず良かったのは、過剰な情報やクドい演出がない分、非常に新鮮で読みやすく、物語にスルッと入っていけたこと。さらに主人公のユウ君は諸事情で口が利けないにも関わらず、悲壮感や鬱展開はゼロ(隠し味程度のおセンチ成分はアリ)。射精直後や眠気に襲われた時に見られる、丁寧に描かれた人間の表情の機微にも引き込まれました。巻末には一応キャラクターの解説と、舞台である田舎の設定が記載されているので、考察が苦手な方も安心です。古き良き、しかし裏を返せばセオリー通りでマンネリ化したおねショタに食傷気味という方、まずは体験版をお手に取ってみてください。田舎の開放的な自然の中、互いに全裸で寝転がって抱き合う、ユウ君とヒロインのヒナタに惹かれたのなら“買い”です。
特別な夏
読める日が待ち遠しく発売を今か今かと楽しみにしていましたが、その期待を上回る素晴らしいおねショタ漫画でした。小さいながら健気に勃起しているゆーくんの性器を慈しむように手で触り口に含むひなたちゃん。まだ性的に未成熟な体にとっては強烈な性感に戸惑いながらも、大好きなお姉ちゃんが優しく与えてくれる快感に震えるゆーくんがとてもキュートでたまりません。無垢な表情でおねえちゃんの若々しく豊かな乳房に口につけ不安や寂しさを消し去ろうとしているゆーくんがまた何ともいじらしく、それを慈愛に満ちた表情で見つめるひなたちゃんには神々しさすら感じました。そしてクライマックスのセックスシーン。凄まじい臨場感で圧倒されました。外から流れ込む草木の香りを帯びた湿った風と、汗ばんだ肌と濡れた性器から漂う生きた人の匂い。そんな密度の高い空気の中で言語や理性を飛び越えて心と体を混ぜ合い、本質的に互いの存在を認めあう至上の絶頂をむかえます。描かれる全てが特別な悦びに彩られていて、興奮と感動に包まれる読書体験となりました。なにもかもが自由で誰にも邪魔されない夏の中、ひなたちゃんとゆーくんは甘露を飲みほすような満たされた時間を過ごします。あまりにも幸せな風景が続き、まるでふたりは天国にいるのではないかと錯覚しそうになりますが、終盤に現実的な行事のシーンがあります。確かに生と死が存在する残酷な世界にふたりはいるのだと確認すると同時に、多幸感に包まれているこの夏は決して永遠ではないと切ない気持ちになりました。けれど、だからこそより一層、ふたりが手を繋ぎ微笑み合うこの作品が愛おしく思えるのです。満たされない人々の魂と欲望を丁寧に救い上げて上質な作品として描き上げるサバイバル刃先生。今回も素晴らしい漫画を楽しませていただきました。次回作が楽しみです。